無料の段ボールに関する引越しトラブルについて｜引越しトーク

引越し業者に見積もりを依頼しても「他の引越し業者と比較したいから、とりあえず考えさせてください」と言って引越しの営業マンに一旦帰ってもらうことはよくあります。

そのような場合、その業者の営業マンがとりあえずといって無料の段ボールを置いて行くことがよくあります。

しかし、この段ボールが後々引越しトラブルになってしまうことがあるので注意が必要です。引越しトラブルを回避するためには、営業マンが置いて行こうとする段ボールを断ることが大事です。

引越しの営業マンが無料の段ボールをおいていく理由

引越しの営業マンが無料の段ボールを置いて行く理由は、引越しの提案を断りにくくするためなのです。

「無料だと思ってもう段ボール使ってしまった」「今さら段ボールを返してくれと言われても面倒」となる心理を悪用して契約をとってしまおうとする魂胆があるのです。

もちろん、引越しの契約を一旦保留にしていたとしても「荷造りを早めにしたいから段ボールを置いて行って」とお客さんの方からお願いすることはあるかもしれませんが、引越しの営業マンが勝手に段ボールを置いて行くことにいい意味はないです。

確かに段ボールがあると早めに荷造りをスタートすることができるので、良いこともありますが、後々、引越しのトラブルになることが多いので引越しの営業マンが段ボールを置いて行くことを絶対に許可しないことをおすすめします。

営業マンが置いて行った段ボールは買取しないといけない場合がある

引越しの営業マンが無料の段ボールとして置いて行った場合、その引越し業者に依頼しないと段ボールは買い取りにことが多いです。

すでに荷造りをスタートしていて段ボールを使っている場合は、高確率で買い取りになります。

引越しの営業マンが置いて行った段ボールを使っていなくても買い取りになるケースもあるので、依頼する引越し業者が決まるまでは営業マンが段ボールを置いて行くことを許可しないでください。

お客さんからしてみたら「勝手に段ボールを置いて行ったのはそっちだ」という話になりますが、段ボールを使ってしまうともう後の祭りです。

無料の段ボールだと言われていても、段ボールを使った分の代金を払うことになってしまうのです。

営業マンが置いて行った段ボールを自分で返却しないといけないこともある

他社の引越し業者に依頼をすることが決まり、そのことを段ボールを置いて行った営業マンに連絡をすると置いて行った段ボールの返却を要求されることがあります。

しかも、段ボールの返却方法は営業マンが引き取りに来るのではなく、指定された営業所に自分で持ってくるように言われることが多いようです。

お客さんからしたら「段ボールは、そっちが勝手に持ってきて置いて行ったんじゃないか」という話になります。

いくら段ボールが未使用の状態であっても、自分で指定された営業所に持って行くのはとても大変です。束になっている段ボールは、そこそこ重いのでかなりの力仕事になります。

段ボールを持っていくことができなくて引越し業者に回収してもらうことになったとしても、運搬料金を支払うことが必要になる場合もあります。

このように、引越しの営業マンが置いて行く無料の段ボールは、トラブルになることもあるので無料だからといっても簡単に段ボールを置いていかれないように注意することが大事です。