誰もが人生のうちで何回かは引越しをすることでしょう。
そして、ちょっとしたことでどうすべきか迷うことも多いはずです。
いざ引越しをしたときに困らないように、知っていると役立つ情報をお教えします。
引越し挨拶はするべきか?
近年、ご近所付き合いが薄くなり隣に誰が住んでいるかも知らないという人は多いと思います。わざわざこれから付き合うかも分からないのに、引越し挨拶は要らないんじゃないのかと考えることもあるでしょう。
しかし、人間は生きていく上で少なからず他人に迷惑をかけてしまうものです。
自分では気にならないちょっとした音やニオイ、生活習慣が他人に不快感を与えてしまうかもしれません。
自分に置き換えると分かりやすいですが、いつの間にか隣に住んでいる人が夜中に扉をガタガタしていたら怖くもなりますし、不愉快ですよね。
ところが引越し挨拶に来て仕事の都合上帰りが遅くなってしまうときがあります。
「十分に気を付けますが、煩くしてしまったらすいません」と一言いってあったとしたらどうでしょう?
毎日続けば話は変わってきますが、大抵は「いま仕事から帰ってきたのか、大変だなぁ」と心に余裕が持てるでしょう。
つまり、引越し挨拶はお互いがどんな人が隣近所に住んでいるかを知るいい機会でもあるのです。面倒だと感じる気持ちもわかりますが、引越し挨拶はするのがいいでしょう。
挨拶にはどこまで行くべきか?
挨拶回りを決めたあとに悩むのがこの問題でしょう。
特にマンションなどは戸数が多い建物もあり、どこまで挨拶していいのかと悩んでしまいますよね。一戸建てとマンションでは少し勝手が違いますが、だいたい次に書く所を回るのがいいでしょう。
一戸建ての場合、昔から言われている言葉に「向こう三軒両隣」というものがあります。
これはまさに挨拶回りをする範囲を表した言葉です。
向こう三軒とはお向かいの家を指していて、向かいの家は三軒ぶんの挨拶をすると好まれるということです。
両隣は読んで字のごとくなので、一戸建ての挨拶周りは向かいの家、両隣で良いでしょう。
ただし、新居の裏にも家がある場合はそこも数にいれるのがベストです。
マンションの場合は一番騒音問題が起きやすい上下と左右の部屋にいくのがいいです。
引越し挨拶に持っていくものと相場は?
挨拶周りで持っていく粗品の定番としてタオルがあります。
タオルは何枚あっても困りませんし、早めに用意しても腐ったりしないのでお勧めです。
タオルを選ぶ際ですが、あまり特徴的な物や色が派手な物よりは普段使い出来る落ち着いたものを選ぶのが良いでしょう。
相場はだいたい500円~1000円が一般的です。大家さんや管理人さんへも挨拶に行くという場合は1000円~1500円と相場が少し変わります。
品物が準備できたら名前をいれた熨斗をつけると丁寧で好印象ですし、名前も覚えてもらえますよ。