引っ越しと、ひと口に行っても家族のような大きなトラックを使ってするのもあれば、単身の自動車程度で運べるものまで、さまざまあります。
単身者で車がなく、かつ荷物がダンボール数箱程度で済む場合だと、タクシーを利用したいと思うときもあります。
ここでは、単身者で荷物も少ない人がタクシーを使って引っ越しするメリットとデメリットを紹介します。
引越しでタクシーを使うメリット
引越し会社や運送会社だと時期によっては、引越しスケジュールが埋まっていて予約が取れないことがあります。
レンタカーを借りての引っ越しの場合、レンタカーは時間でいくらと決まっていて、普通のワゴン車でも1日1万円近くかかってしまいます。
レンタカーを使うと、ガソリン代もかかりますし、わざわざ車を返しに行かなければいけないので手間がかかります。
もし、引っ越し先が2~3キロくらいの距離で荷物の量が少ないなら、タクシーを使った引っ越しの方が安く済ませることができます。
タクシーは24時間いつでもドアの前まで来てくれるので使い勝手としては重宝しますし、料金も人員や荷物の量は関係ないので、近距離なら引っ越しを安く済ませることができます。
引越しでタクシーを使うデメリット

タクシーは、荷物を運ぶトラックとは違って基本は人を乗せて走るものなので、トランクがあるとはいえトランクは補助的な役割です。
車両のタイプは基本はセダン型の乗用車ですが、中には大きな荷物が詰めるようにとステーションワゴンだったり多人数に対応するミニバンだったりします。
ミニバンのように容積が多いほど荷物が詰めることは確かですが、タクシーは人を目的地まで送迎するサービスなので運送業者のようなサービスは期待できません。
さらに、タクシーは、どの時間帯でも旧居から新居の前まで行ってくれるので便利ではありますが、料金は時間と距離で加算されていき、深夜では料金が割り増しになったり、遠くなると料金が加算されてかえって高くなってしまうことがあります。
ドライバーも荷物を家の中まで入れるようなことはしないので、荷物は全部自分で持っていくことになりますし、荷物だけを運搬ということもできません。
もし、不幸にもタクシーで事故に遭った場合は乗客の補償はしてくれますが、事故によって破損した荷物の補償はされません。
タクシーの車内はいつも清潔にしてあるため、荷物が多いと車内が汚れることになったりする場合もあります。
そのため、タクシー会社の中には引越しだとわかると拒否するドライバーもいますので、荷物を運ぶときは、運搬する荷物そのものきれいにしておく必要があります。
タクシーを利用した引越しまとめ
引越しでタクシーを利用する場合は、引越し業者と全く違う引っ越しの流れになるので、引越し業者と同じような期待はできません。
タクシーを使った引っ越しには、こういったメリットとデメリットを理解しておく必要があります。