冷蔵庫は私たちの生活に欠かせない大型家電のひとつです。
常に電源を入れた状態を保ち食品の鮮度を守ってくれていますが、これはごく当たり前のように生活に浸透しているため、引越しの際にも対処をし忘れることがよくあります。
引越しの際に注意したい冷蔵庫の運び方についてご説明します。
冷蔵庫の中身は計画的に
冷蔵庫にはフロンが使用されているものが多く、この取扱いを間違うと今後正常な使用が難しくなることもあるので、忘れないように正しい管理をしましょう。
引越しの前日までに運び出す荷物はしっかりと荷造りされているけれど、冷蔵庫の中身については意識していなかったという方もいらっしゃいます。
冷蔵庫で保管している食材のうち、肉や野菜などの生鮮品についてはできるだけ移動日までに消費するように心がけましょう。
移動日が迫った状態で買いだめなどをしてしまわないように食事や買い物については計画が必要です。
保管している食品の中には冷蔵保存が必要ないものもあります。
調味料のほとんどは常温保存が可能ですので、お使いの調味料の保存方法について調査しておきましょう。
移動日の前日にはからっぽの状態か、必要最低限の飲み物と、保冷剤以外はおかないような状態になっていることが理想的です。
早目の準備を!
移動日の当日にはクーラーボックスに保冷剤と使いきれなかった食材や飲み物などをいれて持ち運べるようにします。
冷蔵庫を移動させる3時間前にはコンセントを抜いて電気を通さない状態にしておきます。
アース線なども取り外して、コード類はまとめてからまないように準備できるとさらにスムーズに持ち運べるので良いでしょう。
引越しの作業によって新居に運び込まれた冷蔵庫はすぐに電源を入れずに1時間程度おいてからコンセントをさして使用します。
まだ冷たさが庫内に残っているときは冷えるのをまたずに食材を入れても良いでしょう。
このとき生鮮品があるときは保冷剤を添えておくと安心です。
正しい引っ越しで冷蔵庫も長持ち
このように冷蔵庫の引越しは他の家具や家電とは違った対処が必要となりますが、正しい方法で運ぶことができれば幾度の引越しを重ねても何ら問題なく使い続けることができます。
普段の使用法においてもできるだけ物を詰め込みすぎないようにすることが長く使用できる秘訣であるともいわれています。
転居によって運び出す荷物については全般でいえることですが、移動日までにできるだけ物を減らすことがスムーズな作業への大きなポイントとなります。